コスト最適化戦略の設計 Savings PlansとCompute Optimizerで全社的にコストを見直す
本記事はSAP(Solutions Architect Professional)を目指す方向けに、組織全体でのコスト最適化戦略の設計を解説します。試験では、単に安いサービスを選ぶのではなく、要件に応じて可視化・最適化・継続の仕組みを組み合わせる力が問われます。
覚え方のフレームは3つの観点です。可視化(現状とコスト構造を把握する)・最適化(リソースと購入方式を見直す)・継続(異常を検知し取り組みを定着させる)。この3点でサービスの役割を整理すると迷いません。
可視化 Cost ExplorerとCost Anomaly Detection
Cost Explorerは過去のコストと使用量をサービス別・タグ別に可視化し、将来予測も提示します。部門やプロジェクトごとにコストを配分し、経営層へ定期的に報告したい要件ではコスト配分タグとあわせて利用します。Cost Anomaly Detectionは機械学習で通常と異なる支出の急増を自動検知し通知します。使用量の急増によるコスト超過を早期に気づきたい要件で選びます。
最適化 Compute Optimizerによるサイジング
Compute OptimizerはCloudWatchのメトリクスをもとにEC2・Auto Scaling・EBS・Lambdaのサイズ変更を機械学習で推奨します。過剰にプロビジョニングされたリソースを客観的なデータに基づいて是正したい要件で選びます。例えば、CPU使用率が常時10%程度のインスタンスに対し、より小さいインスタンスタイプへの変更を具体的に提案してくれます。
購入方式の選択 Savings PlansとReserved Instances
| 項目 | Savings Plans | Reserved Instances |
|---|---|---|
| 柔軟性 | インスタンスファミリー・リージョンを越えて適用可 | 特定のインスタンスタイプ・リージョンに固定 |
| 対象範囲 | EC2・Fargate・Lambdaの利用料に適用 | 主にEC2(種類による) |
| 選ぶ要件 | 将来のインスタンス構成変更が見込まれる場合 | 構成が固定的で最大割引率を狙いたい場合 |
チェックリスト
- Cost ExplorerとCost配分タグで部門別コストを可視化できる
- Cost Anomaly Detectionで異常な支出を早期検知できる
- Compute Optimizerの推奨をもとにサイジングを是正できる
- Savings PlansとReserved Instancesを要件に応じて使い分けられる
まとめ
コスト最適化は「可視化・最適化・継続」の3観点で捉え、Cost ExplorerとAnomaly Detectionで現状を把握し、Compute OptimizerとSavings Plansで継続的に見直すのが定石です。この記事の理解度はクイズで確認し、最新の試験範囲はAWS認定 公式ページで確認しましょう。
SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル) におすすめの教材
AWS認定資格試験テキスト&問題集 ソリューションアーキテクト − プロフェッショナル 改訂第2版
AWS教科書 ソリューションアーキテクトプロフェッショナル テキスト&問題集[SAP-C02]
AWS認定SAP(SAP-C02)対策トレーニング
AWS認定SAP 本番模試(6回分/450問)
本セクションにはAmazonアソシエイト・Udemyアフィリエイトのリンクが含まれます。