SAP-C02 上級 SAP

ハイブリッドストレージとデータ転送の設計 Storage Gateway・DataSync・Transfer Family・Snowを使い分ける

SAP-C02では、オンプレミスのデータをAWSへ移したり、ハイブリッドで使い続けたりする要件から、最適なサービスを選ぶ問題が頻出です。この記事では、似た名前のサービスを「向き・プロトコル・量」で整理し、要件文から選べるようにします。

覚え方は「向き・プロトコル・量」の3つの観点

向きは、一度きりの移行か、オンプレミスから継続的に使うか。プロトコルは、NFS・SMB・iSCSI・SFTPのどれか。量は、回線で運べるか、物理搬送が必要か、の3点です。要件文の「既存アプリはそのまま」「SFTPで受け取る」「回線が細い」が、それぞれ選択のサインです。

Storage Gateway:オンプレミスから継続して使う

オンプレミスのアプリケーションを変えずにクラウドストレージを使うためのハイブリッドサービスです。S3 File GatewayはNFSやSMBでS3をファイルとして扱い、頻繁に使うデータをローカルにキャッシュします。Volume GatewayはiSCSIのブロックストレージ、Tape Gatewayは既存のバックアップソフトから仮想テープとしてS3 Glacierへ保管します。「既存のバックアップソフトを変えずにテープ運用をやめたい」ならTape Gatewayです。

DataSync・Transfer Family・Snow Family

DataSyncは、NFS・SMB・HDFSなどからS3やEFSへの大量データの移行や定期同期に使い、帯域制御や整合性の検証ができます。Transfer FamilyはSFTP・FTPS・FTP・AS2のサーバー機能をマネージドで提供し、取引先がSFTPで送信してくる場合に選びます。Snow Familyは、回線では運びきれない数十TBからPB級のデータを物理デバイスで搬送します。目安として、100TBを1Gbpsで転送すると理論上でも約9日かかるため、期限が短く帯域が細いならSnowを検討します。

サービス主な用途選ぶ要件の例
Storage Gatewayハイブリッドで継続利用既存アプリのNFS・SMB・iSCSI・テープ運用を維持
DataSync大量データの移行・定期同期NASからS3へ週次で差分を同期
Transfer FamilySFTPなどの受信取引先との既存SFTP連携をマネージド化
Snow Family物理搬送回線が細く数十TB以上を期限内に移したい
試験ポイント 「オンプレミスのキャッシュ付きでS3を使う」はStorage Gateway、「一度に大量に運ぶ」はDataSyncまたはSnow、と方向で切り分けると迷いません。

チェックリスト

  • 4つのサービスの用途を一言で説明できる
  • File GatewayとVolume Gatewayの違い(プロトコルとキャッシュ)を言える
  • 転送日数を帯域から概算し、Snowが必要か判断できる
  • SFTP受信の要件からTransfer Familyを選べる

まとめ

ハイブリッドストレージの選択は「向き・プロトコル・量」で整理し、継続利用はGateway、移行はDataSyncかSnowと覚えましょう。 理解度の確認にはクイズが便利です。試験範囲や申し込みの最新情報はAWS認定 公式ページもあわせて確認してください。

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