【DOP-C02】デプロイ戦略の使い分け|ローリング・ブルーグリーン・カナリア
DOP-C02では、安全に素早くリリースするための「デプロイ戦略」の理解が重要です。本記事ではインプレース・ローリング・ブルーグリーン・カナリアの違いと使い分け、CodeDeployでの実現方法、自動ロールバックまでを整理します。1本目の合格ガイドと合わせてご覧ください。
覚え方のフレームは「①ダウンタイム許容度」「②切り戻しの速さ」「③コストとリスクのバランス」の3軸でトレードオフを見ることです。
デプロイ戦略の全体像
戦略選択は「ダウンタイム許容度・切り戻しの速さ・コスト・リスク」のトレードオフで決まります。本番影響を抑えたいほど、新旧環境を並行させる方式が有利になります。
各戦略の特徴
- インプレース:既存環境を直接更新。使いどころは検証環境などダウンタイムが許容できる場合。切り戻しに時間がかかり、更新中の可用性低下に注意。
- ローリング:少しずつ入れ替え。使いどころは本番影響を分散したいが新環境を別途用意するコストは避けたい場合。新旧混在の期間が発生する。
- ブルーグリーン:新環境(グリーン)を別に用意し、一括で切替。使いどころは問題発生時に即座に旧環境へ戻したい場合。切り戻しが速い。
- カナリア:一部のトラフィックだけ新版へ流して検証。使いどころは本番トラフィックで段階的に安全性を確認してから全展開したい場合。
| 戦略 | 切り戻しの速さ | コスト |
|---|---|---|
| インプレース | 遅い | 低い |
| ローリング | 中程度 | 低い |
| ブルーグリーン | 速い | 高い(新旧並行) |
| カナリア | 速い(一部のみ) | 中程度 |
CodeDeployでの実現
AWS CodeDeployはEC2/オンプレ/Lambda/ECSへのデプロイを自動化し、ブルーグリーンやカナリア(Lambda/ECSのトラフィックシフト)に対応します。appspecファイルでフック(デプロイ前後の検証)を定義できます。
自動ロールバックと監視連携
デプロイ中に CloudWatch アラーム がしきい値を超えたら自動ロールバックする設定が定番です。これにより、不具合の影響範囲を最小化できます。EventBridgeやSNSで通知も自動化します。
チェックリスト
- ダウンタイム許容度・切り戻しの速さ・コストの3軸でトレードオフを説明できるか
- 4つのデプロイ戦略をそれぞれの使いどころとセットで区別できるか
- CodeDeployでブルーグリーン・カナリアを実現する仕組みを理解しているか
- CloudWatchアラームを起点とした自動ロールバックを設計できるか
- appspecファイルのフックでデプロイ前後の検証を組み込めるか
まとめ
デプロイ戦略は"切り戻しとリスク"で選ぶのが要点です。クイズで確認しましょう。試験番号・配点は改訂されることがあるため、申込前にAWS認定 公式ページで最新の試験ガイドをご確認ください。
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