SAA-C03 中級 SAA

AWS Backupで作るバックアップ戦略 バックアッププラン・保持期間・クロスリージョンコピーの基本

EC2、EBS、RDS、DynamoDB、EFSなどのバックアップを、サービスごとに個別設定していませんか。SAA試験では「バックアップを一元管理し、復旧要件に合わせて保持期間とコピー先を決める」力が問われます。ここでは AWS Backup の基本を整理します。

覚え方:バックアップ設計の3つの観点

  • いつ・どれを:スケジュールと、タグやリソースIDで指定する対象
  • どれだけ残すか:保持期間、コールドストレージへの移行、ライフサイクル
  • どこへ置くか:別リージョン・別アカウントへのコピーとボールトの保護

バックアッププランとリソース割り当て

バックアッププランに頻度(例:毎日2時)・保持期間・バックアップウィンドウを定義し、タグ(例:Backup=daily)でリソースを割り当てます。要件:新規リソースにも自動で適用したい場合は、タグベースの割り当てが最適です。タグを付けるだけで対象になり、設定漏れを防げます。

ライフサイクルとクロスリージョンコピー

対応するリソースでは、一定期間後にコールドストレージへ移行して保管コストを下げられます(コールドへ移すと最低90日の保持が必要)。要件:リージョン障害に備えたいときは、プランのルールにコピー先リージョンのボールトを指定します。ポイントインタイムリカバリ(PITR)に対応するRDSやDynamoDBでは、連続バックアップで任意の時点へ復元できます。

ボールトの保護

ボールトにはアクセスポリシーを設定でき、Vault Lockを使えば保持期間中の削除を防げます。要件:誤削除や改ざんからバックアップを守りたい場合に選びます。

要件選ぶ機能
任意の時点へ戻したい連続バックアップ(PITR)
保管コストを下げたいコールドストレージへの移行
リージョン障害に備えるクロスリージョンコピー
削除から守りたいVault Lock
試験ポイント 復旧時間・復旧時点の要件(RTO・RPO)が厳しいほどバックアップだけでは足りず、パイロットライト等の別戦略と組み合わせます。バックアップは最も低コストなDR戦略である点が出題の軸です。
よくある誤り 「バックアップは同じリージョンにあれば災害対策になる」は誤りです。リージョン障害にはクロスリージョンコピーが必要です。

チェックリスト

  • AWS Backupで複数サービスのバックアップを一元管理できる
  • タグベースの割り当てで新規リソースも自動で対象にできる
  • コールドストレージ移行とクロスリージョンコピーの目的を説明できる
  • Vault Lockが削除を防ぐ仕組みを説明できる

まとめ

AWS Backupは、スケジュール・保持・コピー先・保護を1つのプランで宣言的に管理できるサービスです。要件から使う機能を選べるようにしておきましょう。 知識が定着したら、クイズで理解度を確認しましょう。最新の試験情報はAWS認定 公式ページで確認できます。

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