マルチリージョンのデータ複製設計 Aurora Global Database・DynamoDBグローバルテーブル・S3レプリケーションを選ぶ
SAP-C02では、災害対策やグローバル展開で、データをどのように複数リージョンへ複製するかが問われます。この記事では、主要な複製方式を「RPO・書き込み位置・整合性」の3つの観点で整理します。
覚え方は「RPO・書き込み位置・整合性」の3つの観点
RPOは許容できるデータ損失の時間、書き込み位置はどのリージョンで書き込めるか、整合性は別リージョンで読んだときの新しさです。要件文の「RPOは秒単位」「全リージョンで書き込みたい」が選択のサインです。
Aurora Global Database:書き込みは1か所
プライマリリージョンで書き込み、最大5つのセカンダリリージョンへ専用のストレージレベルのレプリケーションで複製します。遅延は通常1秒未満で、セカンダリは読み取りに使えます。障害時にはセカンダリを昇格させて切り替え、復旧は分単位です。リレーショナルデータベースで、RPOが秒単位、RTOが分単位のDRに向きます。
DynamoDBグローバルテーブル:どこでも書き込める
複数のリージョンのテーブルがマルチアクティブで相互に複製され、どのリージョンでも書き込めます。複製は通常1秒程度で、同じ項目を同時に更新した場合は最後の書き込みが優先されます。ユーザーに近いリージョンで読み書きしたいグローバルなアプリや、リージョン障害時にも書き込みを止めたくない要件に向きます。
S3のレプリケーション
クロスリージョンレプリケーションは、オブジェクトを別リージョンへ非同期に複製します。レプリケーションタイム コントロール(RTC)を有効にすると、ほとんどのオブジェクトを15分以内に複製するSLAが付きます。コンプライアンスのためにデータの複製を別リージョンに必ず持つ要件で使います。
| サービス | 書き込み位置 | 複製の特徴 |
|---|---|---|
| Aurora Global Database | プライマリのみ | 通常1秒未満、昇格で切り替え |
| DynamoDBグローバルテーブル | 全リージョン | マルチアクティブ、最後の書き込みが優先 |
| S3クロスリージョンレプリケーション | 元のバケット | 非同期、RTCで15分以内のSLA |
チェックリスト
- 3つの複製方式の書き込み位置と複製遅延を言える
- Aurora Global Databaseのフェイルオーバーの流れを説明できる
- DynamoDBグローバルテーブルの競合解決を説明できる
- S3 RTCのSLAを答えられる
まとめ
マルチリージョンのデータ設計は「RPO・書き込み位置・整合性」で整理し、書き込みが1か所ならAurora、全リージョンならDynamoDBと覚えましょう。 理解度の確認にはクイズが便利です。試験範囲や申し込みの最新情報はAWS認定 公式ページもあわせて確認してください。
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