EC2フリート運用の自動化 State Manager・Inventory・Run Command・Change Calendarで構成を守る
DOP-C02では、数百台のEC2の設定を「望ましい状態」に保ち続ける仕組みが問われます。CloudFormationで作った後の運用フェーズで、どのSystems Manager機能を組み合わせれば手作業をなくせるかを整理します。
覚え方は「収集・維持・実行・抑制」の4つの動詞
フリート運用は、収集=各インスタンスに何が入っているかを集める(Inventory)、維持=設定を継続的に望ましい状態へ戻す(State Manager)、実行=一度きりの作業を多数に配る(Run Command)、抑制=実行してよい期間を制御する(Change CalendarとMaintenance Windows)の4つに分解できます。要件文がどの動詞に当たるかを見極めるのが解答の近道です。
State Managerで「戻す」を自動化する
State Managerの関連付け(Association)は、SSMドキュメントを対象インスタンスにスケジュールで適用し続けます。「監視エージェントの設定が手で変えられても30分以内に元へ戻したい」「新しく起動したインスタンスにも自動でエージェントを入れたい」という要件が典型で、対象をタグやリソースグループで指定すればAuto Scalingで増えたインスタンスにも自動適用されます。コンプライアンスビューで関連付けの適用結果が準拠・非準拠で見えるのも試験ポイントです。
InventoryとRun Commandの使いどころ
Inventoryはインストール済みアプリケーション、OSの更新、ネットワーク設定などのメタデータを定期収集し、リソースデータ同期でS3に集約してAthenaで横断検索できます。「全アカウントで特定バージョンのライブラリが入ったサーバーを洗い出す」という要件はInventory+リソースデータ同期です。Run Commandは「今すぐログを収集」「サービスを再起動」など一回限りの作業を、レート制御(同時実行数やエラーしきい値)を付けて安全に配ります。継続的に維持したいならState Manager、一度きりならRun Command、と切り分けます。
| 機能 | 答える問い | 典型要件 |
|---|---|---|
| Inventory | 何が入っているか | ソフトウェアの棚卸し、横断検索 |
| State Manager | 望ましい状態か | 設定の継続適用、ドリフトの自動修復 |
| Run Command | 今すぐ何をするか | 一括コマンド、レート制御付きの運用作業 |
| Maintenance Windows | いつ作業するか | 週次の再起動やパッチ適用の時間枠 |
| Change Calendar | 今は変更してよいか | 決算期の変更凍結、繁忙期の保護 |
Change CalendarとMaintenance Windowsで時間を制御する
Maintenance Windowsは「作業を実行する時間帯」を定義し、Run CommandやAutomationのタスクを登録します。一方Change Calendarは「変更を禁止(または許可)する期間」を定義し、AutomationやState Managerがカレンダーの状態を確認して待機します。両者は補完関係で、「毎週日曜に作業するが月末の締め処理中はスキップする」ならMaintenance Windows+Change Calendarの組み合わせです。
チェックリスト
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まとめ
フリート運用は「収集・維持・実行・抑制」の4つに分けると、どのSystems Manager機能を選ぶかが自然に決まります。 理解度の確認にはクイズが便利です。試験範囲や申し込みの最新情報はAWS認定 公式ページもあわせて確認してください。
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