VPC Latticeによるサービス間通信の統一 マイクロサービスのネットワーキングを簡素化する
本記事はANS試験対策として、複数のVPCやアカウントにまたがるマイクロサービス間の通信を簡素化するVPC Latticeの設計を解説します。試験では、従来のPrivateLinkやピアリングとの使い分けが問われます。
覚え方のフレームは3つの観点です。抽象化(ネットワークを意識させない)・認可(サービス単位でアクセス制御)・可観測性(通信を一元的に監視)。
サービスネットワークという抽象化
VPC Latticeはサービス間通信を「サービスネットワーク」という論理単位で扱い、VPCのCIDRやルーティングを意識せずにサービスを公開・利用できます。異なるVPCやアカウントにまたがる多数のマイクロサービスを、個別にVPCピアリングやPrivateLinkを設定せずに接続したい要件で選びます。
サービス単位のきめ細かい認可
各サービスにIAMベースの認証・認可ポリシーやHTTPヘッダーベースのルーティングを設定できます。パス単位やメソッド単位で呼び出し元サービスを制限したい要件ではLatticeの認可ポリシーを使います。従来のセキュリティグループやNACLはIPアドレス単位の制御にとどまるため、こうしたアプリケーション層の制御には向きません。
既存構成との併用
単一サービスを特定のVPCだけに閉じて公開したいシンプルな要件では、引き続きVPCエンドポイントサービスによるPrivateLinkが適しています。サービスの数が少なく構成もシンプルな場合はPrivateLink、サービス数が多くメッシュ状の通信になる場合はVPC Latticeを選ぶのが目安です。
| 観点 | PrivateLink(VPCエンドポイントサービス) | VPC Lattice |
|---|---|---|
| 接続単位 | 1対1のサービス公開が基本 | 多対多のサービスネットワーク |
| 認可の粒度 | エンドポイントポリシー中心 | パス・メソッド単位の認可も可能 |
| 選ぶ要件 | シンプルな単一サービス公開 | 多数のマイクロサービス間通信 |
チェックリスト
- サービスネットワークという抽象化の考え方を説明できる
- Latticeの認可ポリシーとセキュリティグループの違いを区別できる
- PrivateLinkとVPC Latticeの使い分けの目安を説明できる
- CIDR重複時のメリットを理解している
まとめ
マイクロサービス間通信は「抽象化・認可・可観測性」で捉え、構成の複雑さに応じてPrivateLinkとVPC Latticeを使い分けるのが定石です。この記事の理解度はクイズで確認し、最新の試験範囲はAWS認定 公式ページで確認しましょう。
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