【SCS】IAMポリシー評価とKMS鍵管理の要点
SCSでは、IAMによるアクセス制御とKMSによるデータ保護が中核です。本記事ではIAMポリシーの評価ロジックとKMSの鍵管理の要点を整理します。なお試験バージョン(SCS-C02/C03)により範囲が更新されるため、最新の試験ガイドもご確認ください。合格ガイドやログ監視記事と合わせてご覧ください。
覚え方のフレームは「①誰がアクセスできるか(IAM)」「②データをどう守るか(KMS)」「③機密情報の扱い(Secrets Manager/Macie)」の3点です。
①IAMポリシー評価の基本
- デフォルトは暗黙的拒否。明示的な「許可」があって初めてアクセスできる。
- 明示的な拒否は、いかなる許可よりも優先される(最強)。使いどころは「特定のユーザーだけは絶対にアクセスさせたくない」という強い制約を掛けたい場合。
- 評価対象:アイデンティティベースポリシー、リソースベースポリシー、SCP、許可境界、セッションポリシー。
ロールと一時認証
長期アクセスキーの埋め込みは避け、IAMロールとSTSの一時認証情報を使うのが原則です。使いどころはクロスアカウントアクセスやフェデレーション(外部IdP連携)など、恒久的な認証情報を渡したくない場面です。
②KMSによるデータ保護
- カスタマーマネージドキー(CMK)とキーポリシーで鍵の利用権限を制御。使いどころは鍵ローテーションの周期や利用者を自社で細かく管理したい場合。
- S3はSSE-KMSでサーバー側暗号化。EBS・RDS・Secrets ManagerもKMSと連携。
- 鍵の利用には「IAMポリシー」と「キーポリシー」の両方の許可が必要になる点に注意。
| 目的 | サービス | 使いどころ |
|---|---|---|
| 機密情報(パスワード等)の保管 | Secrets Manager | DB認証情報の自動ローテーション |
| 機密データ(個人情報等)の発見 | Macie | S3内の未把握な個人情報を検出 |
| 保管中データの暗号化 | KMS | S3/EBS/RDSの暗号化 |
③機密情報と機密データ
DBパスワード等はSecrets Managerで自動ローテーション。S3内の個人情報など機密データの発見・分類はAmazon Macieが担います。
試験ポイント 「明示的拒否が最優先」「鍵利用はIAMポリシー+キーポリシーの両方が必要」「保管中=KMS、転送中=TLS」「機密情報の保管=Secrets Manager、機密データの発見=Macie」を確実に押さえましょう。
チェックリスト
- IAMポリシー評価の優先順位(明示的拒否>許可>暗黙的拒否)を説明できるか
- 長期アクセスキーではなくIAMロール+STSの一時認証を使う設計になっているか
- KMS鍵の利用にIAMポリシーとキーポリシー両方が必要な点を理解しているか
- 機密情報(Secrets Manager)と機密データ(Macie)の役割の違いを区別できるか
- 保管中(KMS)と転送中(TLS)の暗号化を区別できるか
まとめ
セキュリティは「誰が・何を・どう保護するか」をポリシーと鍵で正確に組み立てる力が要です。クイズで確認しましょう。バージョン・配点は変わることがあるため、申込前にAWS認定 公式ページで最新情報をご確認ください。
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